農畜産業遺産の動態保存にみる地域活性化と景観形成の国際的共通性
Project/Area Number |
14J00335
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Design science
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
大島 卓 筑波大学, 芸術系, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,940,000 (Direct Cost: ¥1,700,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,040,000 (Direct Cost: ¥800,000、Indirect Cost: ¥240,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 近代化産業遺産 / 農畜産業施設 / 牧場景観 / 動態保存 / 明治 / 殖産興業 / 環境デザイン / 地域資源 / 岩瀬牧場 / 文化的景観 / 福島県 / 景観保全 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.近代化産業遺産としての認識に向けた農畜産業施設の比較調査 明治期の殖産興業政策に由来する畜産業の生産施設に着目し、(1)北海道町村農場、(2)岩手県小岩井農場、(3)福島県岩瀬牧場を取り上げ、農畜産業施設の近代化産業遺産としての認識・評価・保全に向けた前提条件として、現存する農畜産業施設の歴史的展開について明らかにした。牧場に代表される農畜産業施設とは人と家畜と空間が生産技術によって結びついた景観であり、西洋の畜舎建築、生産技術導入の歴史的意義を包含する価値について評価する視点が必要である。今後近代化産業遺産としての認識に向けては、複数の行政区分を横断した領域:草地・生産緑地や畜産動物(農林水産省)、畜舎等の近代建築(文化庁)、産業機械類(経済産業省)での価値評価が必要であり、農畜産業に関連する産業遺産「群」としてのストーリー構築が不可欠である。そのためには現存する未評価の農畜産業施設の発見に努め、類似事例との比較研究を通じて牧場空間の特徴をさらに明らかにしていく必要がある。 2.動態保存に向けた研究成果の実践的活用 学術調査等から得られた知見を元に、岩瀬牧場内に現存する旧事務所棟、トラクター展示小屋の2棟が鏡石町文化財に指定された。加えて歴史的建造物の保全方法の検討として実態調査を元に、旧事務所棟の休憩空間への転用、板倉倉庫への展示機能の移動といった試行的取組みを実践した。旧事務所棟を休憩空間に転用し保全していく上で展示機能を別途設ける必要が生じたため、現在資材置き場として積極的な利用がされていない板倉倉庫に展示機能を移動させ、機能移動による牧場内施設の保全方策を推進している。 以上の研究成果を踏まえ、現在査読中であるが農畜産業施設の歴史的展開に関する論文を学会誌に投稿している。また日本造園学会にて農畜産業施設の活用実態に関するポスター発表(優秀研究発表賞受賞)を行っている。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)