加害と再犯を防ぐための行動変化サポートに関する研究-当事者の視点に注目して
Project/Area Number |
14J00677
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Social welfare and social work studies
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
田辺 裕美 大阪大学, 人間科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 回復 / 立ち直り / 離脱 / 犯罪 / アディクション / アルコール依存 / トラウマ / 自助グループ / 社会再参加 / 再犯防止 / 依存症 / アルコール依存症 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、現在国内外で再犯防止を目的として実施されている、回復共同体プログラムの礎を築いた「アルコホーリクス・アノニマス(アルコール依存症者の自助グループ、以下AA)」を対象に研究を行った。前年度に引き続き、AAに参加するアルコール依存症の当事者にインタビューを行った。これまでは女性へのインタビューが中心であったが、依存症の背景・回復過程における男女の性差を比較し、研究結果を一般化するために男性へのインタビューを実施した。インタビュー内容は、アルコール依存症になる過程、医療機関・AAへのつながり、AAへの参加を通して変化したこと、なぜ変化が生じたと感じているか、などであった。 約1年かけてフィールドワークを行い、17名の男性からインタビュー・データ(90から120分)を収集した。また、関西・関東のアルコール依存症の居住型・通所型ケア施設を複数訪問し、施設でのグループプログラムや12ステッププログラムを実際に体験した。これまでのフィールドワークから既に当事者とのネットワークを築いており、九州から関東までの広範な地域において、幅広い年齢層の対象者に語りを聞くことができた。さらに、インタビューの過程で、かつて長期的に犯罪に従事していたが、現在は犯罪から離脱している「離脱者(desister)」からも話を聞くことができた。これにより、加害および依存という「行動化」からの離脱プロセスをより詳細に分析することができた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(8 results)