ボランティア活動をめぐる意味秩序形成についての相互作用論的研究
Project/Area Number |
14J00935
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
富井 久義 筑波大学, 人文社会科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 森林ボランティア / 市民参加 / 環境運動 / 市民社会論 / 東京都西多摩地域 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、ボランティア活動における意味世界の秩序形成のダイナミズムを相互作用論的な視角によって明らかにすることにある。 本年度は、前年度から継続して、森林ボランティア活動フィールドである「鳩ノ巣フィールド」の定例イベントと定例会議「鳩ノ巣連絡協議会」での参与観察をおこなった。また、鳩ノ巣フィールドの活動参加者・東京都西多摩地域の森林ボランティア活動にかかわる人びとを対象とする聞き取り調査をすすめた。これによって、活動において維持されようとしている規範と、活動参加者がそれぞれに有する関心の多様性を跡づけることができた。またそのなかで、調査対象者の所蔵する関連資料を譲り受け、過去のイベントや会議についての情報を得ることができ、前年度に収集した資料に厚みをもたせることができた。 また、ボランティア活動における意味世界の秩序形成のダイナミズムを明らかにするための、理論的基礎づけの検討作業をおこなった。とくに、第88回日本社会学会大会若手フォーラムA「10年代社会におけるアソシエーションの可能性」において「現代におけるアソシエーションの組織論的課題」と題する報告をおこない(2015年9月19日)、佐藤慶幸や同世代の研究者と対話したことは、本研究の理論的課題の明確化に大きく貢献した。 これらを踏まえた成果として、「ボランティアとして森林にかかわっていくための論理--東京都西多摩郡奥多摩町『鳩ノ巣フィールド』における『あらゆるひとたちがいつでも参加できる』ためのこころみ(仮)」と題する論文を学会誌に投稿した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)