中国における日本サブカルチャーの受容の現象学的研究
Project/Area Number |
14J01053
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
湯 天軼 大阪大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2016: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2015: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 日本サブカルチャー / 異文化交流 / 文化人類学 / 現象学 / フィールドワーク / 現象学的文化人類学 / 翻訳 / 身体論 |
Outline of Annual Research Achievements |
1,フィールドワーク これまで同様、大学の休み期間を利用し、中国で開催された日本サブカルチャー関連イベントの現地調査を行った。今年度は広州や上海などの大都市だけでなく、中国西南地方および江蘇省の小都市で開催されたイベントにも注目した。2016年7月8月に、広州市で「第13届蛍火虫動漫遊戯嘉年華(FFACG2016)」、上海市で「第三届魔都聯合学祭」、昆明市で「創意云南2016文化博覧会動漫展」を、2017年1月2月に、南通市近辺(海安市、如皋市、海門市)で「今宵動漫展---海安站03」「2017如皋萌の動漫新年音会」など複数のイベント、啓東市で「萌動漫遊戯嘉年華」、上海市で「第四届理想郷漫展」を調査してきた。画像/映像資料を獲得し、また、イベント参加者やサブカルチャー同好サイト運営者、大学の同好サークルメンバーなど、一部のサブカルチャー受容者にインタビューを行った。
2,理論研究と研究発表 メルロ=ポンティやレヴィナスなどの現象学理論を中心に援用しながら、日本サブカルチャー受容者の言説の中で「二次元世界」という世界の出現、アニメ鑑賞などの過程において中国受容者の日本語音声に対する聴覚体験、また、「二次元」なるものという他者との関係性およびそれを「愛」することの意味などについて理論研究を展開させてきた。それらの考察に基づいて、国際日本学研究会やコンテンツ文化史学会の大会で口頭発表を行い、外国語論文を含む3つの論文を発表している。 本年度の研究を以て、本研究は完成に近づき、博士論文の執筆段階に入っている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)