Project/Area Number |
14J01491
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
松本 尚之 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2015: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 日本中世史 / 惣村 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本中世における惣村についての検討を目的とするものである。このとき、先学の成果に学びながら、現在の研究状況を顧慮しつつ、惣村の成立といった点などに問題関心のひとつを置いている。検討対象地域についても同じく先学が成果を積み重ねられてきた地域を中心とする。下記する近江国得珍保今堀郷(現滋賀県東近江市)や紀伊国相賀荘柏原村(現和歌山県橋本市)などをはじめとする中世村落・惣村はそうした地域に該当するものである。 平成27年度は、平成26年度に行った調査の成果を踏まえつつ、継続して中世村落・惣村に関連する史料等の調査を実施した。今堀郷に関連して、滋賀大学経済学部附属史料館において、「今堀日吉神社文書」(同館寄託・今堀町有)にかんする調査を実施した。調査は平成26年度の調査を補足する内容をもつもので、同文書群中の村掟などを中心に実施した。こうした調査によって、今堀郷を理解するうえで重要な要素と考えられる村掟をはじめとして、同文書群を構成するいくつかの史料について貴重な知見を得た。また、今堀郷と関連を有すると考えられる周辺諸地域についての調査も行った。こうした調査によって、例えば入会地などの面において、前近代以降、今堀郷や周辺地域が形成していた関係性などについての知見を得ることができた。以上のような調査を通じて、総じて今堀郷についての認識・理解を深めることができた。柏原村についても、平成26年度の調査を踏まえるかたちで調査を実施した。同村にかんする史料の調査がその中心的な内容である。こうした調査を通じ、柏原村についての認識・理解を深めることができた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)