Project/Area Number |
14J03031
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Drug development chemistry
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
福田 夏希 熊本大学, 薬学教育部, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 一本鎖抗体 / 終末糖化産物 / GRPタグ / バイオマーカー / ヒト血清アルブミン / Sortase A / 血中滞留性 / CML特異的一本鎖抗体 / リフォールディング / ファージディスプレイ / 酵素的連結法 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、質量分析法(MS)を用いて血清中のAGEs修飾タンパク質の同定を行った。MS測定において、網羅的解析および高感度な検出を可能とするためには、生体試料から標的物質を分離・濃縮する前処理技術が重要となる。抗体とプロテインA/Gビーズを用いた一般的な免疫沈降法では、血清を試料とした場合、以下の問題点が挙げられる。(1)血清に大量に存在するIgG抗体やアルブミンの除去操作が必要で、完全に除去するのが難しい。(2)プロテインA/Gビーズには血清由来の抗体も結合するので、抗体のモノクローン性が保証できない。そこで、GA-pyridineに特異的なscFvとGRPタグを融合させた機能性scFv-GRP分子を用いた新規AGEs分離・濃縮法を開発した。アルブミンや抗体の除去操作を行っていない健常人の血清試料を、大腸菌発現系によって調製したscFv-GRPとカードランビーズを用いて免疫沈降を行い、SDS-PAGEによって分析した結果、GA-pyridine修飾タンパク質を分離・濃縮していることが示唆された。得られた濃縮液をLC-MS/MSにより測定し、タンパク質の同定を行った。また、平成26年度に作製した、カルボキシメチルリジンに特異的な6D12scFvとGRPタグの融合抗体は、GA-pyridine特異的scFvとは異なるタンパク質を濃縮していた。よって、本手法はGA-pyridine以外のAGEsについても適用できることが示され、糖尿病合併症・動脈硬化症等の疾患・予防に有用なバイオマーカーの探索に貢献することが期待される。また、本手法は特許出願を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(12 results)
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[Presentation] 生体内AGE化タンパク質検出系の構築に向けた一本鎖抗体(scFv)の創製と評価2016
Author(s)
福田夏希,宮崎広海, 分山結加里, 中原悠介,佐藤卓史, 小橋川敬博,逢坂文那, 斉藤貴士, 前仲勝実, 野井健太郎, 小椋光, 中村照也, 山縣ゆり子, 森岡弘志
Organizer
第16回 日本蛋白質科学会年会
Place of Presentation
福岡国際会議場(福岡市)
Year and Date
2016-06-07
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