運動部活動における効果的な外部指導者活用推進方策の検討
Project/Area Number |
14J03450
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
青柳 健隆 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,250,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2015: ¥650,000 (Direct Cost: ¥500,000、Indirect Cost: ¥150,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | 運動部活動 / 顧問 / 外部指導者 / 外部委託 / 中学校 / 高等学校 / 教員 / インタビュー |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、運動部活動における外部指導者の効果的な活用を推進するため、主に「運動部活動の指導・運営に関連する顧問の業務負担の定量化」をテーマに研究を進めた。これまでの研究より、生徒にとって恩恵の多い運動部活動を運営していくためには外部指導者にすべてを任せきりにするのではなく、顧問と外部指導者が協働的に指導・運営を行っていくことが重要であることが示唆されている。そして、そのための課題として顧問と外部指導者の役割分担の明確化が挙げられている。しかし、運動部活動の指導や運営に関してどのような業務や役割がどの程度あるのかが明確でなかったため、役割分担に関しても十分な議論がなされてこなかった。そのため、本研究では運動部活動の指導・運営に関連する顧問の負担を定量化することを目的とした。 本研究では、はじめにインタビュー調査によって顧問の役割にはどのようなものがあるかを探索した。続いて、公立の中学校または高等学校の運動部活動顧問672名を対象に郵送法による質問紙調査を行い、運動部活動の指導・運営に関連する時間的・精神的・金銭的負担について定量化を試みた。その結果、顧問は年間に平均で1400時間程度を指導・運営に費やし、13万円程度の金額を自己負担していることが明らかになった。顧問は実際に練習に参加する時間以外にも、多くの時間をマネジメント業務に費やしていた。 本研究の結果から、外部指導者に主に期待されている「指導」に関する役割は運動部活動に関わる業務の一部分にすぎないことが明瞭になり、顧問と外部指導者の協働の重要性が再認識された。本研究の成果は運動部活動の社会体育化や指導手当の適正化に関する今後の議論にも有益な示唆を与えうるものであると考えられる。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(20 results)