南米につながる若者のアイデンティティと社会的環境--横浜市鶴見区の事例から
Project/Area Number |
14J03890
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
藤浪 海 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 移民第二世代 / ブラジル人 / ディアスポラ / 沖縄 / ブラジル系移民 / 移住システム / エスニシティ / ジェンダー / エスニック・コミュニティ / 国際移動 / 沖縄系移民 / ボリビア系移民 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は横浜市鶴見区の沖縄系-南米系移民の移住過程と当該コミュニティにおける世代交代を検討することによって、グローバリゼーション、とりわけ越境的な社会関係の拡大のもとでの、エスニシティの変容・再編成過程の解明を行うことである。2016年度は、沖縄からの離散過程と、横浜市鶴見区における沖縄アイデンティティの再編成過程の分析を実施した。特に以下の3つの内容に注力し、日本ラテンアメリカ学会および移民政策学会、日本社会学会で報告し、移民政策学会と日本移民学会に論文として投稿した。 第一に、沖縄からの人々の離散をうながした帝国・植民地主義的文脈について検討を行った。沖縄に対する日本政府の「植民地的」経済・産業政策によって沖縄からの離散が促されていたこと、そうした「大和/沖縄」の非対称な関係性が離散地にも持ち込まれ、離散地での沖縄エスニシティの強化につながっていたことを明らかにした。 第二に、ブラジル系移民第二世代へのエンパワメント活動とそのもとでの民族的アイデンティティの再編成についての検討を行った。「沖縄」を軸とした日本人とのつながりのもと活動が展開し、沖縄を焦点化した取り組みがなされるなかで移民第二世代の沖縄アイデンティティが再強化されていることが明らかとなった。 第三に、鶴見における沖縄系日本人と沖縄系南米人の境界再編成についての検討を行った。従来両者の境界は根強く残っていたが、近年ローカルなレベルでも、トランスナショナルなレベルでも、その境界を乗り越える新たなつながりが生成されていることを検討し、その背景にホームランドたる沖縄からの働きかけ(世界のウチナーンチュ大会)の影響もあることを明らかにした。今後はこの知見をもとに、沖縄側からの働きかけがいかなる力学のもとで展開し、越境的なエスニシティの再編成にいかなるインパクトをもつのかを検討していきたい。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(10 results)