組織間ネットワーク構築機会としてのサミット・プロテスト--NGOの産業構造分析
Project/Area Number |
14J03908
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
富永 京子 上智大学, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,820,000 (Direct Cost: ¥1,400,000、Indirect Cost: ¥420,000)
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Keywords | 社会運動 / 国際社会学 / 政治的相互理解 / 社会ネットワーク分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は博士論文「社会運動のサブカルチャー化――『2008年G8サミット抗議行動』での経験に焦点を当てて」を作成、2015年3月に学位を取得した。また、これに関連する業績として、2015年8月に"Social Movements and the Diffusion of Tactics and Repertoires: Activists’ Network in Anti-globalism Movement", 2015年10月に「社会運動と『逮捕』――被逮捕者に対するまなざしを通じて」が刊行された。博士論文については、2015年度から2016年度にかけて日本語・英語の学術書として刊行予定である。 具体的な調査と分析の過程についての実績報告であるが、本研究の主要な問いであった「NGO はなぜ、どのような過程を経て競合するのか」という問いに対し、国際的な社会運動参加者に対して聞き取り調査を行った。この調査データと彼らのネットワークの形成過程を照らし合わせて分析することで、NGO間の競合要因に関して影響を与えるのは「倫理・規範の異なり」であるという示唆を得た。その倫理や規範の異なりが表出するのは、NGO間が連携して行う活動の過程においてである。例えば、戦略を決定するための議論や、衣食住をともにする場合はその細かなしきたり・こだわりなどが挙げられるだろう。 本研究はこうした知見を、社会運動論における「バックステージ」の議論や「経験運動論」の議論を検討しながら分析し、上述したいくつかの研究業績にて発表した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)