Project/Area Number |
14J03950
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Archaeology
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
片山 健太郎 京都大学, 文学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 古墳時代 / 馬具 / 考古学 / 有機質 / 生産・流通 / 三国時代 / 東北アジア |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は研究の最終年度であり、これまで進めてきた繋、鋳銅鈴付馬具、鞍、障泥の研究において鍵となる資料の実見を埼玉県立さきたま史跡の博物館(埼玉稲荷山古墳)、和歌山市立博物館(大谷古墳)、若狭町歴史文化館(十善の森古墳)などでおこなった。また、韓国においても慶北大學校博物館において池山洞44号墳出土資料の調査をおこなった。 上記の資料調査に基づき、繋に関する論文は学会誌に投稿し、成果を公表した。また、鋳銅鈴付馬具のうち、鈴付楕円形鏡板轡と、五鈴杏葉については成果の一部を、出土品整理報告書の考察という形で執筆した。 鞍や障泥金具についての研究は引き続き進めることができた。金属製磯金具を有する鞍の編年上重要な資料である鳥取県小畑4号墳例、和歌山県大谷古墳例、福井県十善の森古墳例について、資料調査を実施し、申請者の分類の型式的まとまり、変遷上の位置づけが妥当なものであることを確認した。これらの成果を踏まえ、早急に論文を完成し公表する。 障泥金具については日本列島にみられる円形、心葉形のいずれの系列も、新羅-高句麗系譜のものである可能性が高く、セットの分析をとおして、列島内での生産開始時期とセットとなる馬具の傾向について検討を進めていく必要がある。同時期に新羅や新羅圏に系譜をたどれる馬具として貝装馬具があり、これらの先行研究であまり注目されてこなかった「新羅系」馬具の分析が古墳時代後期の馬具のセット構成を考える上で重要となる見通しを得ている。 また、これまで研究を進めてきた 繋を中心としたセット構成過程の分析に基づく、古墳時代馬具の生産・流通の具体像の描出が最終的な課題として残されている。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(14 results)