Project/Area Number |
14J03951
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Literature in general
|
Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
佐喜真 彩 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 沖縄文学 / 清田政信 / ジェンダー / ポストコロニアル / 崎山多美 / 沖縄文学研究 / ジェンダー・セクシュアリティ理論 / 美学・芸術論 / フェミニズム / ジェンダー・セクシュアリティー理論 / シュルレアリスム |
Outline of Annual Research Achievements |
平成28年度は、平成26年度及び27年度までに集めた資料・文献をもとに研究ノートの作成を行い、これまでの成果をまとめる作業を進めてきた。ただ、今年度末までに研究課題題目の論文を完成させるまでには至らなかった点については、研究計画書の予定からやや遅れをとってしまったが、平成29年度中に学会で口頭発表を行い、学術雑誌へ投稿するよう準備を進めている。平成28年度の具体的な研究実施状況については以下に記す。 平成27年度までの研究成果により、清田政信の「オブジェ」の思想を分析するにあたって、ジェンダーの視点が必要であることがわかったことから、平成28年度前半は、彼が理論的に参照する森崎和江の諸民族・諸階級横断的な女性論を整理し、その成果を「カルチュラル・タイフーン 2016」にて口頭発表「「集団的エロス」に向けて――森崎和江『第三の性』を中心に」を行った。1956年の「島ぐるみ土地闘争」以後の「敗北的状況」を受け、詩や思想の転換が必要とされた60年代の初頭に、清田政信はその後の沖縄に求められる思想的課題をエッセイ「オブジェへの転身」で宣言し、以後、彼自身は詩作においてその課題に取り組んだ。平成28年度後半は、こうした清田の思想やその実践を分析するべく、主に60年代の彼の詩作品及び詩論を再読し、これまで収集・整理してきた歴史学やジェンダーに関する文献や資料を活用しながら総合的に検討した。また、清田より少し時代的に後輩にあたる複数の詩人に直接会い、当時の時代状況や彼らの間で共有していた思想的課題などについて教えを受けた。現在、これらの成果を論文化することに努めている。
|
Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(3 results)
Research Products
(6 results)