Project/Area Number |
14J04805
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Economic history
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
齋藤 和平 九州大学, 経済学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 日本経済史 / 徳川期 / 海運業 / 流通 / 九州 / 経済史 / 天草石本家 / 商品流通 / 廻船問屋 / 徳川時代 / 海運 / 天草 / 市場・流通 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,これまでの2年間の成果を論文という形で残すことに重点を置いた。査読付論文として,社会経済史学会の『社会経済史学』への投稿を目指した。結果として,採用期間中に掲載は果たせなかったものの,レフェリーとのやり取りを通して,より投稿論文をブラッシュアップすることができた。また,この論文とは別に,『経済論究』第157号に「徳川後期における地方廻船の貨幣取引に関する分析 ―肥後国天草の石本家廻船を事例に―」を掲載することができた。 また,論文執筆と並行して学会報告も積極的に行った。9月17~18日には,社会経済史学会次世代研究者育成ワークショップ(NTW2016)にて,研究報告を行った。報告後は,同世代の若手研究者や著名な経済史研究家と議論を行なった。また,日本経済史・西洋経済史の若手研究者による様々な報告も聞くことができ,それに対して報告者と議論を交わした。NTW2016では,研究に対するサジェスチョンを得ただけではなく,様々な世代の研究者と交流することができた。 そして,9月2~4日の日程で韓国のソウルで開催された,第5回アジア経済史会議において,英語にて研究報告を行った。報告に対しては,インドの河川舟運の専門家やインド綿業の専門家などから,インドにおける舟運を用いた商品流通との比較,インド綿業と九州における繰綿流通との類似性などの観点から質問がなされた。彼らとの議論を通じて,自らの研究を他国の研究や国際的な研究動向とどのように関連づけるかという課題を認識することができた。また,この国際会議に出席したことで,様々な国の研究者と交流することができた。日本国内での学会・研究会では得がたい経験をすることができ,大変刺激的であった。特別研究員採用3年度目において,国際会議で研究報告を行い自らの研究を国際的に位置づけるという目標を達成でき,満足している。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)