分子標的治療薬の開発を目指した新規乳がん特異的受容体蛋白質EphA10の機能解析
Project/Area Number |
14J05596
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Tumor biology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
安藤 大介 大阪大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | EphA10 / 乳がん |
Outline of Annual Research Achievements |
①乳がんにおけるEphA10の機能解析 当該年度は、独自に作製したEphA10に対するモノクローナル抗体(Clone: LBR)がヒト乳癌細胞を移植したゼノグラフトモデルマウスにおいて抗腫瘍効果を発揮するメカニズムを解明するため、EphA10のがん細胞増殖機能に対するClone: LBRの中和活性を検証した。前年度に構築したEphA10の安定発現株をEphA10のリガンド(EphrinA3, EphrinA4およびEphrinA5)で刺激することによって誘導された細胞増殖活性に対するClone: LBRの阻害活性を評価した結果、Clone: LBRの共添加により細胞増殖活性は有意に抑制されたが、Clone: LBRの単独添加群では、細胞増殖活性に影響はなかった。従って、Clone: LBRは、リガンド刺激によるEphA10の細胞増殖活性を中和可能な抗体であることが示唆され、Clone: LBRの抗腫瘍メカニズムの一因として増殖活性の抑制が考えられた。 ②正常組織におけるEphA10の機能解析 当該年度は、作製したKOマウスの基礎的な表現型を明らかにする目的で、自然交配に着目し、各種検討を行った。まず、EphA10遺伝子のホモKOマウス同士を交配させ、その繁殖能力について検討したところ、自然交配により正常な産子を分娩したことから、EphA10のホモKOマウスは雌雄ともに繁殖能力を備えていることが示された。さらに、EphA10のホモKOマウス同士、野生型マウス同士を交配させ、産子数および雌雄の割合を比較解析したところ、両群間において、産子数および雌雄の割合ともに有意な差は認められなかった。従って、現状、EphA10がマウスの自然交配に与える影響は低いと考えられた。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)