Project/Area Number |
14J05792
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Environmental physiology(including physical medicine and nutritional physiology)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岸本 沙耶 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | ストレス耐性 / エピジェネティクス / 寿命 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、後天的に獲得した形質がDNA変異を伴わずに次世代へと継承されることが報告され始めている。しかしながら、その詳細な分子機構については未だ明らかになっていない。本研究では、環境ストレスにより誘導される形質の変化が世代を越えて受け継がれる分子メカニズムの解明を目的としている。ストレスを高濃度で与えると生物にとって有害となる一方で、低濃度で与える場合には個体のストレス応答が適度に活性化し生存力が高まることが知られており、このような現象をホルミシス効果と呼ぶ。私は、線虫に様々な環境ストレスを与えて飼育することで、種々のストレス耐性に有益な効果がみられるかを検討した。さらに、ストレスを受けた親世代から産まれた子世代以降の子孫について非ストレス条件下で飼育したのち、親世代でのストレスへの曝露が子世代以降の線虫のストレス耐性にどのような影響がみられるのかを検討した。得られた実験結果をもとに、ストレスを受けた親世代の核内においてエピジェネティックな変化が生じ、それが世代を越えて受け継がれることにより獲得形質が次世代へ継承されるのではないかと仮説を立て、そのメカニズムに関わる因子の探索を行った。そのなかで、いくつかのヒストン修飾因子や転写因子の関与を示し、さらにそれらの因子がどのような組織で機能するのかについての知見を得た。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)