Project/Area Number |
14J06164
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Morphology/Structure
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
若山 勇紀 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 血管新生 / アクチン細胞骨格 / ゼブラフィッシュ / 極性形成 / RhoファミリーGタンパク質 |
Outline of Annual Research Achievements |
血管は全身に張り巡らされており、組織に酸素や栄養を送る重要な器官である。血管新生により、既存の血管から内皮細胞が出芽することにより、新たな血管が伸長する。しかし、生体内での内皮細胞の形態・運動能の制御機構については不明な点が多い。本研究の目的はモデル脊椎動物であるゼブラフィッシュを用いて蛍光生体イメージングを行い、血管新生過程の内皮細胞の形態・運動能を制御する分子機構を明らかにすることである。 血管新生過程で、先端に位置する内皮細胞をTip細胞といい、それに続く細胞をStalk細胞という。Tip細胞とStalk細胞が連なりながら、一方向に移動することで、血管が伸長する。この時、移動方向に沿った内皮細胞の極性形成が重要であるが、どのように極性が生じ、移動が制御されているかについては不明である。血管内皮特異的に、細胞形態、極性、細胞移動に関するシグナル分子の活性化をそれぞれ可視化するトランスジェニックフィッシュを樹立し、解析を行った。 その結果、Tip細胞は前後極性を形成しながら一方向に移動していることが明らかになった。また、Stalk細胞の焼却により、Tip細胞は前後極性を消失し、移動を停止した。Tip細胞の前後極性形成および移動にはStalk細胞との細胞間接着が重要であることが示唆された。また、Stalk細胞との細胞接着により、どのようにしてTip細胞の前後極性形成、一方向性移動が制御されているか明らかにするために解析を行い、Vascular endothelial growth factor (VEGF)/VEGF receptor 2 (VEGFR2)の時間空間的な制御が重要であると示唆された。 本研究成果は2015年血管生物医学会学術集会、2015年分子細胞生物学会学術集会、2015年American Society for Cell Biology学術集会 にて発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(12 results)