TLR/RLRシグナル間のクロストークによる免疫応答制御機構の解明
Project/Area Number |
14J06342
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松木 康祐 東京大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | I型IFN / PRRs / 自然免疫 / シグナルクロストーク |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度はI型IFNの遺伝子誘導への影響がより著明なIIF2を中心に解析を行った。様々なPRRsを刺激した際のI型IFNの遺伝子誘導をIIF2ノックダウン細胞で解析したところ、IRF3が誘導に関与することが報告されている刺激でのみI型IFNの遺伝子誘導が減弱した。IIF2は刺激依存的にIRF3およびTBK1に結合し、複合体を形成することが2014年度の解析から分かっていることから、IIF2ノックダウン細胞ではIRF3の活性化が影響されている可能性が考えられた。そこで、IIF2ノックダウン細胞でLPS、poly(I:C)刺激によるIRF3の活性化を調べたところ、刺激依存的なIRF3の活性化が著明に減弱することが明らかとなった。一方でこの時、IRF3のキナーゼであるTBK1の活性化は減弱していなかった。さらに、IRF3とTBK1の刺激依存的な結合を解析したところ、IIF2ノックダウン細胞では刺激依存的な結合が減弱していた。また、IIF2は刺激依存的にIRF3およびTBK1と結合した。これらの結果からIIF2はIRF3、TBK1と刺激依存的に結合することでIRF3とTBK1の会合を促進させ、I型IFNの遺伝子誘導を正に制御していると考えられた。IIF2は細胞内で小胞輸送に関わることが知られているタンパクであるため、今後、小胞輸送システムと免疫応答との連携など、細胞機能と免疫応答との間に新たな関連性が見出されることが期待される。さらに、MKPファミリーとIIF2の関与を解析することで、I型IFNのPRRs間のクロストークの制御機構を更に詳細解明できるものと考えられる。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)