重力崩壊型超新星及びGRBの可視近赤外線観測で探る大質量星の進化
Project/Area Number |
14J06585
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics I
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
高木 勝俊 広島大学, 宇宙科学センター, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Declined (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 超新星爆発 / ガンマ線バースト / 大質量星 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、大質量星が進化の最後に起こす激しい爆発現象である「超新星」(特にIb/Ic型)と「GRB」の観測から、それぞれの物理機構に迫り、また両者の関連を探ることを目標としている。 まず超新星については、かなた望遠鏡で観測した超新星のうちIb/Ic型の超新星で重要な天体は、2014年度では4つあり、2015年度でもいくつかあったが、今年度は2014年度で見つけた天体を更に詳細に調べる方針にした。SN 2014CというIb型の超新星は爆発から100日以上経過してから水素の輝線が強くなる特異な特徴を示した天体であるが、この特徴をもっとよく知るために2015年6月と12月に、ハワイにあるすばる望遠鏡で観測を行った。後期スペクトルが示す水素のラインは幅の違う2つの成分があることを示し、爆発から500日経過するとラインが非対称に変化した。これらからSN 2014Cは爆発時の放出物質が爆発前に放出していた物質と相互作用を起こしたと考えることができ、さらにその衝突の仕方が球対称から大きく外れていた可能性がある、と言える。この結果はアメリカで開かれた超新星に関する国際会議でも発表し、投稿論文としても準備中である。 続いてGRBについては。HOWPolという装置が安定して稼働しており、いつでもGRBの偏光観測ができる状態を維持している。偏光観測できるGRBが起きる頻度としては平均的に1年に1個あるかないかだが、この1年ではサンプル数は増えなかった。現在Astrophysical Journalに投稿中のGRB 111228Aという天体の論文は、結果の妥当性や議論内容をより深くする改訂を行っている最中である。また、これまでに観測したサンプルから統計的な議論にも持ち込んでいる。これらの結果は国内の研究会や国際会議で発表した。
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Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)