股関節角度に着目したスポーツ動作時の腸脛靭帯の移動
Project/Area Number |
14J06828
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied health science
|
Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
冨山 信次 広島大学, 総合科学研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 腸脛靭帯炎 / 股関節角度 / ランニング / 腸脛靭帯 / 身体モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
腸脛靭帯炎(Iliotibial band syndrome : ITBS)はランニングやサイクリングといった持久能力を必要とする動作で発症しやすいが、受傷中に持久能力を低下させないことを目的とするリハビリテーションは発案されていない。研究計画①では、腸脛靭帯(Iliotibial band : ITB)が大腿骨外側上顆を圧迫する際の膝関節屈曲角度が股関節屈曲角度の増加に伴い大きくなるという研究(冨山 2012)をもとに自転車エルゴメーター運動時のITBの移動を明らかにした。 自転車のサドル高を変化させた状態でのペダリング動作を実施した。サドル高が低いとペダリング動作中の股関節と膝関節の屈曲角度が小さくなり、ITBに圧迫が生じない。サドル高を低くした自転車エルゴメーター運動はITBに負担が生じさせない持久的リハビリテーションとして有効であった。 ITBの緊張の増加は大腿骨外側上顆に対する圧迫力を増加させるため、動作中のITBの緊張はITBS発症の大きな要因である。研究計画②ではHamilら(2008)の考案した方法をもとに、ランニング条件を変化させた際のITBの緊張の変化を明らかにする。 ランニング1周期の中でどの局面でITBに負担が生じているかを明らかにした。ランニング1周期中に4つの局面でITBに負担が生じていた。接地前、接地後、離地前、離地後の局面の順にITBの緊張が大きかった。次に、ランニングスピードを低速条件と高速条件の2条件とし測定した。低速条件の方が離地前に圧迫が生じる局面でのITBの緊張が大きかった。 走路を直線路と曲線路に規定した条件間でも比較した。ITBに圧迫が生じる局面でのITBは、曲線路条件での外側の脚、直線条件での脚、曲線路条件における内側の脚の順に大きくなった。曲線路を走る際には、外側の脚のITBに負担が大きくITBSの発症リスクが高くなった。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(4 results)