幼児期の社会関係と社会的認知能力との関連:単胎児と双生児の比較研究
Project/Area Number |
14J07108
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educational psychology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
野嵜 茉莉 慶應義塾大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 双生児 / 養育態度 / 育児ストレス / 心の理論 / 実行機能 / 幼児 / 児童 / 社会性 / きょうだい関係 / 親子関係 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題は,双生児・単胎児の双方を対象にして縦断研究を実施し,幼児期のきょうだい関係・親子関係と社会的認知能力との間の因果関係を明らかにすること,また,社会関係及び社会的認知能力の発達的変化を明らかにすることを目的としている。本年度の成果は以下の3点である。 1.幼児期の双生児の父親・母親における育児ストレスと心の理論との関連について,3歳半の双生児の父親・母親への質問紙調査及び子どもへの個別の課題を実施し検討した。幼児期の双生児の心の理論の能力の発達に対して,父親と母親の育児ストレスは異なるメカニズムで影響を及ぼしていることが明らかになった。 2.児童期の双生児における実行機能の特徴について,小学5・6年生の双生児を対象に複数の認知課題を実施し検討した。児童期の実行機能はシフティング・抑制・ワーキングメモリの3つの因子に分かれるという先行研究の結果が指示された。また,多くの課題で実行機能の個人差は遺伝要因と非共有環境要因で説明された。 3.母親が受けるソーシャルサポートは就労形態によりどのような特徴が見られるのかについて,幼児期の子どもを持つ母親を対象に質問紙調査を実施し検討した。親族からのサポートは就労形態による差がなく,母方祖母の育児サポートの重要性が示された。一方,公的および地域からのサポートについては,フルタイムで働く母親とパートタイムで働く又は無職の母親とで利用する資源が異なることが明らかになった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(21 results)