組織変形ダイナミクスの定量解析に基づくメダカ顔面形態の立体構築過程の解明

• Project/Area Number: 14J07752
• Research Category: Grant-in-Aid for JSPS Fellows
• Allocation Type: Single-year Grants
• Section: 国内
• Research Field: Developmental biology
• Research Institution: Institute of Physical and Chemical Research
• Principal Investigator: 河西 通 国立研究開発法人理化学研究所, 生命システム研究センター, 特別研究員(PD)
• Project Period (FY): 2014-04-25 – 2017-03-31
• Project Status: Declined (Fiscal Year 2016)
• Budget Amount: ¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000); Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000); Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000); Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
• Keywords: 鰓弓 / ゼブラフィッシュ / 神経堤 / 発生生物学 / 頭部 / 形態形成

Outline of Annual Research Achievements

脊椎動物の顔面形態は種によって最も多様性に富んだ形質の一つであり、またヒトに限らずさまざまな生物において個体識別やコミュニケーションに使用される重要な形態である。これまでに、眼や咽頭など、顔面を構成する各器官の形成を司る分子は数多く同定されてきた。しかし、顔面にある各器官の配置パターンの形成プロセスは全く不明のままである。
本研究では、小型魚類顔面形態の形成過程において、どのような発生プログラムに基づいて各器官の配置パターンが決定されるのかを、時系列を追うことにより、組織レベルおよび細胞レベルにおいて何が駆動要因になっているのかという観点から明らかにする。今回はとくに、咽頭を構成する咽頭弓の形成過程に着目する。
本年度は、ゼブラフィッシュ胚を用いて鰓弓形成過程のイメージングおよび記載を行った。EGFP・kikGR・tdTomatoトランスジェニック系統やkikGR・Lyn-EGFP・tdTomato-NLSなどのmRNAインジェクション法を用いて、鰓弓を構成する神経堤細胞の細胞核や細胞質を可視化することにより観察した。その結果、鰓弓の形成過程では神経堤細胞の移動、集合および凝集、伸長、左右の形成の融合、伸長という段階を経ることがわかった。現在、とくに伸長過程に着目して、組織の動態を記載した論文をまとめる予定である。

Research Progress Status

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。