社会学的時間論の展開-A.シュッツ学説を基礎として-
Project/Area Number |
14J08311
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
鳥越 信吾 慶應義塾大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2015: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | アルフレッド・シュッツ / 社会学学説研究 / 時間論 / 理論社会学 / 現象学 / 時間の社会学 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、1.アルフレッド・シュッツ&トーマス・ルックマン著『生活世界の構造』の翻訳と、2.シュッツ研究の成果の国際学会での発表、この二つの研究を遂行した。 前年度に社会学的時間論の検討およびその成果発表を集中的におこなった後、今年度は改めて本研究の基礎枠組みに立ち戻り、シュッツの時間論の研究を行った。これにより、シュッツの独特の時間論を社会学における様々な時間論からなる布置連関のなかに位置づけ、人びとの時間経験に関する社会学的見識をさらに深めることができた。その成果は、シュッツの遺稿をルックマンがまとめた『生活世界の構造』の翻訳(平成27年11月刊行)と、The International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Social Sciencesでの報告"The Unknown in Alfred Schutz"(報告申し込み受理済み・学会自体は平成28年5月に開催予定)として、発表した。 欧米圏の社会理論の文脈では、ハルトムット・ローザらの活躍により、「時間」という主題の重要性が改めて認識されている。こうした学問的背景から、「時間」の問題を、社会学のなかでもっとも時間の問題を重要視したといってよいアルフレッド・シュッツの枠組みに帰還しつつ検討しようとする本研究の試みは、きわめて重要なものであると考えられる。 今後はこの方向で研究をさらに展開し、博士論文の執筆を行なう。平成28年度内での完成、博士号授与を目指し、ますますの研究の進捗を図る。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)
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[Presentation] The Unknown in Alfred Schutz2016
Author(s)
Shingo Torigoe
Organizer
The International Alfred Schutz Circle for Phenomenology and Social Sciences 2016 International Conference
Place of Presentation
Waseda University (Shinjuku-ku, Tokyo)
Year and Date
2016-05-06
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