自閉症幼児への模倣を軸にした言語発達支援プログラムの構築:長期縦断的介入と評価
Project/Area Number |
14J08975
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Special needs education
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
石塚 祐香 慶應義塾大学, 社会学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2016: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 自閉症スペクトラム障害 / 模倣 / 逆模倣 / 言語発達支援 / 自閉スペクトラム症 / 音声言語発達 / 運動発達 / 自閉症スペクトラム障害(ASD) / 早期発達支援 / 言語発達 / 包括的支援プログラム / 応用行動分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、自閉症児における模倣を軸とした音声言語発達支援プログラムの効果を言語・運動・知覚発達という多角的な指標を用いて評価し、音声言語発達が促進するための条件を検討することを目的とした。このような目的を通して、自閉症児の早期発達支援における効果的な技術のさらなる開発を目指した。 まず、重度の自閉症児の模倣の獲得とその他の指標間関係について検討した。その結果、模倣得点と、発達年齢・言語表出・理解語彙数との間に正の相関関係が認められた。このことから、模倣の獲得は、音声言語発達を予測する変数の1つであることが示唆された。 次に、重度及び無発語を含む自閉症児に対し、「逆模倣(大人が子供の行動と類似した行動をすること)-模倣(子供が大人の行動と類似した行動をすること)」を軸とした包括的な言語発達支援を行った。その結果、模倣の獲得に伴い、言語表出・理解、運動スキル、アイコンタクトが増加した。さらに、支援の前後に視線追跡装置(Tobii)を用いて他者の顔への停留時間を測定した結果、支援後の方が大幅に増加した。したがって模倣の獲得により、対人的相互作用が促進されることをが明らかになった。このような結果から、逆模倣を用いて連続した模倣反応を成立させることが、自閉症児の音声言語発達の促進に必要な条件であることが示唆された。 さらに、平成28年度には、平成26年度から3年間で実施した、包括的な言語発達支援プログラムについて第1版の支援者向け及び保護者向けのマニュアルを作成した。また、保護者自身が家庭で容易に支援に取り組めるようにするため、音声模倣を促すためのタブレット型の音声模倣教材を開発した。それらの運用可能性を検討するため、マニュアルとタブレット型教材を保護者に貸し出し、家庭での運用可能性を検討した。その結果、参加児の音声模倣の明瞭度が向上し、言語表出と言語理解が獲得されることが示された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(28 results)
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[Presentation] Comprehensive imitation skills assessment in children with autism spectrum disorders2015
Author(s)
Ishizuka, Y., Naoi, N., Matsuda, S., Matsuzaki, A., Enomoto, T., Minagawa, Y., & Yamamoto, J.
Organizer
The 8th International Conference of Association for Behavior Analysis
Place of Presentation
ホテルグランヴィア京都
Year and Date
2015-09-27 – 2015-09-29
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