蛍光性ジピリン亜鉛錯体の一次元鎖を用いた光導波路の開発
Project/Area Number |
14J09434
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Functional solid state chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
土屋 瑞穂 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 蛍光 / オリゴマー / イミン / BODIPY / 表面化学 / 結晶 / 有機光化学 |
Outline of Annual Research Achievements |
イミン(シッフ塩基およびアゾメチン)架橋は、室温、大気下でアミンとアルデヒドから調製可能であり、副生成物が水のみであるという合成の簡便さを有している。また特定条件下でのπ共役中継能から、原料を混合するだけで用意に生成するπ共役オリゴマー、ポリマーの生成が可能である。このような特性から、イミンは蛍光材料においても物性調整の面で有益と考えられるが、イミンは比較的低いπ*軌道を有するため、一般的の蛍光性π共役分子に連結した際、光誘起電子移動により蛍光が消光するという欠点があった。一方、BODIPYのπ*軌道は低く、このような消光機構は問題にならないと考えられる。従って、本研究ではBODIPY同士をイミン、アゾメチン結合で連結し、その光物性を調べた。また、ホルミルBODIPYをアミノ末端の担体に固定し、その光物性を調べた。イミン架橋BODIPYダイマーおよびオリゴマーは、室温大気下で容易に生成した。イミン連結BODIPYはアルキル架橋のものは蛍光性をしめし、吸収、蛍光波長はもとのホルミルBODIPYと変わらず、アルキル架橋のものはπ共役を伸長させない事が分かった。一方、アゾメチン架橋のものは連結したBODIPYユニット数に応じて吸収、蛍光波長が変化し、π共役がアゾメチン架橋を介して伸長している事が分かった。アゾメチン架橋BODIPYの蛍光量子収率は0.39-0.67であり、中程度ー高い値となった。また、溶液中での光物性の評価に加え、固体の担体上での固定も行い、発光挙動を観測した。担持されたBODIPYも比較的強い発光を示すことが明らかとなった。以上から、イミン連結BODIPYの発光分子としての有用性、拡張性が明らかとなった。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)