Project/Area Number |
14J09518
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中口 悠輝 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2016: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2015: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2014: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ゲージ/重力対応 / エンタングルメント・エントロピー / ブラックホール |
Outline of Annual Research Achievements |
当該年度の研究では、1本の論文が雑誌に受理された。
論文 “A holographic proof of Renyi entropic inequalities” は6月にArxivへ投稿したもので、その後リバイズを行うことで12月に JHEP に受理された。この論文では、Renyi エントロピーに対して最近提案されたホログラフィックな公式が、Renyi エントロピーの満たすべきいくつかの数学的な不等式を正しく満たすことを示した。この結果は、そのホログラフィックな公式に対する非自明な検証を与えた。また、それら Renyi エントロピーが満たす不等式に対して熱力学とのアナロジーを用いてエネルギーや熱力学的エントロピー、熱容量の非負性といった熱力学的な解釈を与えることで、Renyi エントロピーやエンタングルメントエントロピーに対するホログラフィックな公式の導出における熱力学的な構造を明らかにした。とくに、Renyi エントロピーの不等式のなかでも熱容量の非負性に対応する 、エンタングルメント比熱の非負性が、ホログラフィーの重力側では時空の安定性と関係しているという興味深い結果を得た。この論文の内容については、6月に京都大学の基礎物理学研究所で行われた国際会議 ”Quantum Information in String Theory and Many-body Systems” で発表を行った。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(9 results)