Project/Area Number |
14J10403
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
櫛原 克哉 東京大学, 人文社会系研究科, 特別研究員(DC2)
|
Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
|
Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
|
Keywords | 精神医療 / 自己 / 薬物療法 / 精神療法 / 回復 / 診断 / 脳 / 心の病 / 患者 / 啓発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は前年に引き続き、首都圏の外来精神医療機関患者を対象としたインタビュー調査を継続して実施した。前年度の調査では不安障害患者を中心とするものであったが、今年度は不安障害以外に、うつ病、躁うつ病、統合失調症、発達障害など他の疾患や障碍も含めて、より広い対象をとった。また、これらの診断名が人々にどのように用いられ、時間の経過とともに個人のなかで複数の診断名がどのように遷移・変容し、診断名や病態の説明が患者の自己観にどのような影響を及ぼすのかといった視点からも分析を行った。 最終的に調査協力者は30名を越え、得られたデータは質的データ分析ソフトを用いてすべてにコーディングを施した。そのうえで①通院にいたるまでのプロセス、②医療専門職(医師)に対する印象、③医師-患者関係の構築のなされ方が受診や治療の継続に及ぼす影響、④薬物療法・精神療法を受けた経験や治療効果、⑤精神科治療と患者の心身観の関係性、⑥患者にとっての心の病の「回復」観、⑦他者や家族との関係の築き方といった、以上のテーマ群の考察を行ってきた。 これまでに得られた知見は主に論文のかたちでまとめた(「精神医療技術を通じた自己形成に関する社会学的研究――薬物療法・認知行動療法の利用者の観点から」、「精神科薬物療法と自己――「脳と自己の分離」の検討」)。また日本社会学会をはじめとする複数の学会において研究成果を発表したほか、社会学のみならず、外来精神医療学会においても研究成果を発表し、精神科の臨床にも寄与しうる知見を提示した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Report
(2 results)
Research Products
(14 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 薬剤化論の検討2015
Author(s)
櫛原克哉
Organizer
医療文化社会研究会
Place of Presentation
慶應義塾大学(東京都港区)
Year and Date
2015-05-11
Related Report
Invited
-
-
-
-