サイコパシーにおける展望的記憶の特性に関する生理心理学的研究
Project/Area Number |
14J10664
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Clinical psychology
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大庭 丈幸 名古屋大学, 環境学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2016: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2015: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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Keywords | サイコパシー / 強化学習モデル / 展望的記憶 / シミュレーション / 時間割引 |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度までの研究から,サイコパシー傾向によって展望的記憶能力には差が無いが,時間割引課題による将来志向的な意思決定において違いが見られた。また,このような偏った意思決定に関係すると考えられる学習能力についても検討していた。強化学習モデルを用いて検討した結果,サイコパシー高群ではサイコパシー低群と比べて,損失における正の予測誤差 (回避出来たことに対する)の学習率が有意に低かった。また回避出来た事による学習率は,獲得による正の予測誤差に対する学習率および損失における負の予測誤差の学習率よりも高かったので,回避するための情報処理が優先されていたと考えられる。このことからサイコパシー高群では,回避出来た事による行動変容が難しいことを示唆していると考えられる。 さらに獲得・損失による学習率の非対称性について,同様のパターンが頑健に確認されるのか,また別のパラダイムを用いて検討してもサイコパシーの効果が見られるのかを調べるため,追加の実験を行った。先行研究から,リスク選択を伴う学習課題では,正負の予測誤差による学習率の比率によってリスク選好なのかリスク回避なのかが説明出来ることが報告されている。このパラダイムを用いて,損失場面における正の予測誤差の学習率がサイコパシー傾向によって影響されるのかについても検討した。その結果,先行研究と同様に,獲得・損失において正負の予測誤差による学習率の比率とリスク選択の比率に強い相関関係が確認された。さらに損失場面における正の学習率においてサイコパシーの効果が見られるか検討したところ,サイコパシーと不安の交互作用が有意であり,不安が低い場合,サイコパシー傾向が高くなるほど損失場面における正の学習率が低くなることが示された。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(3 results)