ネットワークリスクの動的変化と避難行動チェインの解明
Project/Area Number |
14J10821
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Civil engineering project/Traffic engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
浦田 淳司 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2015: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 避難 / 認知リスク / 動学化 / 他者支援 / 人的ネットワーク / 交差点制御 / 避難需要 / 避難行動 / 最適制御 / 相互作用 / リスク / 動的離散選択 / 最大値原理 |
Outline of Annual Research Achievements |
動的リスクの回避行動と避難行動チェインの記述するため,不確実状況下における避難開始の意思決定に着目し,将来効用を考慮した動的避難開始選択モデルを構築した.求解性に優れた解法を用いることで,時々刻々と変化する複雑な避難行動に影響を与える要因を正確に推計できるモデル開発に成功した.一定の状況下で将来効用が避難開始選択に与える影響が大きくばらついており,事前教育や情報伝播等の対策により,バラつきを抑えることで早期避難が可能となりうることを示した. 次に,空間上の実リスクと個人の事前リスク教育や災害情報に応じたリスク認知に着目した避難開始の意思決定モデルを構築した.これにより,リスク教育や情報発信などの避難開始早期化対策の効果を空間を考慮いして評価することを可能とした. 人的ネットワークの動的変化と避難開始時刻への影響の記述するため,社会的ネットワークの中に現れる協調行動に着目し,モデル構築を行った.モデルにより避難確率の低い災害弱者世帯との協調行動形成によって避難確率の低下現象(同調バイアス)が起こっていることを明らかにした.さらに災害弱者の率先避難によって全体避難が促進されることを定量的に明らかにし,ネットワーク形成と避難行動メカニズムを考慮したシミュレーションモデルを実装し,地域における避難評価の枠組みを提案できたことは大きな成果とである. 他者支援(共同避難)を考慮した動的ネットワーク制御を行うための基礎的研究を行った.共同避難を考慮したネットワーク制御の方法に着目し,最適制御モデルの構築とそのためのシンプルな分析を行った.共同避難による避難促進/避難遅れの影響を踏まえ,共同避難の動的制御方法を提案した.共同避難意向が強い地域で長時間の共同避難を許容してしまうと,混雑による避難遅れが発生することが明らかにした.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)