Project/Area Number |
14J10981
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
History of Asia and Africa
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
鈴木 開 明治大学, 文学部, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 朝鮮王朝 / 清 / 朝清関係 / 明清交替 / 外交 / 後金 |
Outline of Annual Research Achievements |
採用第三年度目は、1627~1636年の間における朝鮮・後金間の使者往来に関する研究成果の公表に努めた。 昨年度は実態の把握が比較的容易な1631~1633年の使者往来状況について明らかにした論説を公表したが、今年度はこれに続く1634~1636年までの使者往来状況についての調査結果を公表した。この研究によって、清による第二次朝鮮侵略に当たる丙子胡乱について、開戦の理由は明との関係に固執した朝鮮側にあるというよりも、清の国家体制の変動に伴う国際情勢の変動があったと考えられるという新しい理解を提示した。 続いて、1636年12月~翌年正月の丙子胡乱における朝清交渉に関する研究成果の公表を行った。丙子胡乱の研究にはこれまで記述に偏りのある羅万甲『丙子録』が専ら利用されてきたが、申請者は改めて関連史料を精査し、石之〓(王+行)『南漢日記』、鄭之虎「南漢日記」などを用い、また清側の満文史料の訳注である河内良弘『内国史院満文档案訳注 崇徳二・三年分』を参照して丙子胡乱時の朝清間の外交交渉過程を復元した。 その上で、丙子胡乱に際して清から朝鮮に降服条件として示された「詔諭」を十ヶ条の条文に分けて把握し、後の清の北京遷都までの朝清関係にどのような影響をおよぼしたのかについても考察した。この作業は丙子胡乱後から清朝の入関(1644)までの時期における朝清関係の再検討の端緒となるものであり、従来の研究では等閑に付されていた条文の意味を明らかにし、今後の朝清関係史研究の展望を示すことができた。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(3 results)
Research Products
(11 results)