中学・高校の学校行事の発達的意義と活動の在り方に関する教育心理学的検討
Project/Area Number |
14J11072
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Educational psychology
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
河本 愛子 東京大学, 大学院教育学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 学校行事 / 集団社会化理論 / 特別活動 / 同化 / 差異化 / 社会情緒性 / 教師 / 課外活動 / 意味づけ / ライフ・イベント / 文化祭 / 合唱祭 / 体育祭 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,中学・高校における文化祭や体育祭などの学校行事が個人の発達に対して長期的な観点からみた際,具体的にいかなる影響を及ぼし得るのか,そして,その影響プロセスはいかなるものかを明らかにするため,仲間集団内での同化・差異化体験が長期の社会情緒性に影響を及ぼし得ることを提唱した集団社会化理論の視座に基づき,アンケートやインタビューといった複数の手法を用いた研究を行った。 大学生を対象に,過去に関与してきた学校行事体験を振り返ってもらった結果,学校行事に没頭して関わっていた者,そして,仲間の中で差異化し自身の役割を見出していた者ほど,大学で所属する部活やアルバイトなど,課外活動の運営を円滑にする行動を行うことが示唆され,集団社会化理論が部分的に支持された。また教師対象の研究で,教師自身が生徒の頃に体験した学校行事が,いかに現在の実践に活かされているかを検討した結果,そこでもまた,生徒の頃に経験した学校行事で,同化や差異化を経験していた教師の方が,その当時の経験を現在の実践にもなお,活かしていることが示唆された。最後に,高校生を対象に,1年半の種々の学校行事の中で,いかに仲間集団での同化や差異化を経験しているかを縦断的に検討した結果,そこでの同化・差異化体験には発達の個人差がみられることが示唆され,今後いかなる体験がその個人差につながるのか,更なる研究が求められることが明らかになった。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(14 results)