Project/Area Number |
14J11101
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
中野 遼 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 官能基化ポリオレフィン / 極性基含有プロピレン / 遷移金属触媒 / 共重合 / 二酸化炭素 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では二酸化炭素とオレフィンの直接共重合反応の開発を目的とし、本年度の研究計画については(1)前年度より開発しているカルベン部位を有する二座配位子IzQOやその他の新規二座配位子を有する10族金属触媒の検討、及び(2)Pd/IzQO触媒により初めて可能になったプロピレン・極性モノマー直接共重合反応の継続的検討を挙げた。 (1)に関しては、Pd/IzQO錯体に加え新たにNi/IzQO錯体を合成し検討を行った。いずれの触媒も目的とした二酸化炭素・オレフィン共重合反応に対しては活性を示さなかったが、Ni/IzQO錯体はオレフィン・極性モノマー共重合反応に対して優れた性能を示した。すなわち、既知のNi系オレフィン重合触媒においては触媒の熱的不安定性や極性官能基による被毒による不活性化が問題であったのに対し、Ni/IzQO触媒は熱安定性に優れ、エチレン・極性アリルモノマー共重合においてNi系で最高の触媒活性を示した。これは、安価なNi触媒による官能基化ポリオレフィンの製造につながる可能性を持つ成果であり、論文投稿を行った。 (2)に関しては、Pd/IzQO錯体によるプロピレン・極性モノマー直接共重合反応にさらなる検討を加え、論文投稿を行った。この成果は軽量性・熱物性に優れたポリプロピレンに機能性を付与する新たな手法を提案するものである。 また、(1)(2)に加え、昨年度より検討を行ってきたPd/phosphine-sulfonate触媒によるエチレン重合機構研究を完成し論文投稿を行った。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)
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[Presentation] Update of Theoretical Study on Linear Polyethylene Formation by Palladium/Phosphine-Sulfonate Catalysts: Key Transition-States to Determine Molecular Weight2014
Author(s)
Nakano, R., Chung, L. W., Watanabe, Y., Okuno, Y., Okumura, Y., Ito, S., Morokuma, K., Nozaki, K.
Organizer
ICOMC 2014
Place of Presentation
ロイトン札幌、札幌市、北海道、日本
Year and Date
2014-07-13 – 2014-07-18
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