Project/Area Number |
14J11891
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Japanese history
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
高垣 亜矢 東京大学, 史料編纂所, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2014-04-25 – 2018-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2017)
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Budget Amount *help |
¥4,420,000 (Direct Cost: ¥3,400,000、Indirect Cost: ¥1,020,000)
Fiscal Year 2016: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2015: ¥1,430,000 (Direct Cost: ¥1,100,000、Indirect Cost: ¥330,000)
Fiscal Year 2014: ¥1,560,000 (Direct Cost: ¥1,200,000、Indirect Cost: ¥360,000)
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Keywords | 皮革 / 被差別民 / 身分制 / 流通史 / 地域史 / 西日本 / 江戸時代 / 日朝関係 / 部落史 / 近世史 / 大坂 / 九州 / 流通 / 皮商人 / 身分 / 地域 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、東アジアを視野に入れ、近世西日本における皮革の流通構造とその変容過程を分析することで、流通に携わる人びとの社会関係、流通に関わる地域の社会構造とその変容を解明することを目的としている。①地方で牛馬皮売買を主体的に行う皮商人の実態解明、②西日本一帯で生産された皮革が集荷される、大坂渡辺村の流通上の位置づけを再検討、③皮革の専売制成立の背景とその影響を明らかにする、④畿内および地方での製品の加工・流通過程の解明、⑤朝鮮から輸入される皮革の流通状況の解明、これら五つの課題を解決する。 本年度は、以下の成果を得た。1.山口県文書館、愛媛県立図書館および西条市立小松温芳図書館で史料調査を行い、当該地域で活動する皮商人を摘出し、事例を蓄積することができた(課題①)。2.これまで摘出した渡辺村の皮問屋・皮商人に関する情報をまとめ、分類する表を作成した。この作業により、西日本で活動する皮問屋・皮商人の全体像が見えた(課題②)。3.昨年度までに収集した小倉藩の大庄屋日記から、本研究に関わる史料を摘出し、分析を行った。これまで、近世末期の小倉藩の皮革専売制については未解明であったが、本史料の使用により実態を解明できた(課題③)。4.韓国国史編纂委員会で「対馬藩宗家文書」の調査を行った。本調査により、収集を計画した全ての史料を得ることができた(課題⑤)。今後、これらの成果をまとめて、著書を刊行する予定である。 本年度の業績として、東日本部落解放研究所歴史部会で報告した「近世日本の皮革流通構造」を挙げる。これまで、皮革流通の研究は、東西日本間で分断され行われてきた。本報告では、PD採用期間で行った西日本の皮革流通構造に関する研究成果をまとめ、それらを踏まえて、東日本における渡辺村皮問屋の流通活動を検討した(課題①~⑤)。この業績により、地域間の分断が解消され、研究状況が進展した。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(4 results)
Research Products
(10 results)