レンチウイルスベクターを用いた網羅的ノックアウトマウスライブラリーの構築
Project/Area Number |
15011233
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
伊川 正人 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 助手 (20304066)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蓮輪 英毅 大阪大学, 遺伝情報実験センター, 助手 (50343249)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,400,000 (Direct Cost: ¥4,400,000)
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Keywords | レンチウイルスベクター / 遺伝子改変動物 / 遺伝子破壊 / cre / loxPシステム / ジーントラップ |
Research Abstract |
レンチウイルスベクターを受精卵に感染させれば、非常に効率良く多数の遺伝子座にGFP発現遺伝子を組み込むことができる。そのことを利用して、GFP遺伝子を性染色体に組み込むと同時に内在性遺伝子を破壊することにより、網羅的にノックアウトマウスライブラリーを作製することを目的として研究を進めている。今年度は、レンチウイルスベクターを受精卵に感染させることにより効率良くトランスジェニックマウスが作製できること、ならびにその方法を利用すればプロモーター領域の解析などにも有効利用できることを明らかにし、論文報告した。さらに共同研究としてレンチウイルスベクターを用いたトランスジェニックマウスの作製を行い、ノックアウトマウスのレスキュー実験のように高効率が要求される実験において成功を収めている。 現在は、さらに遺伝子改変動物の作製効率を上げるための検討を行っている。具体的には、卵の透明帯があるとウイルスが感染できないので現在は酸性タイロード処理しているが、卵へのダメージが大きいために発生能が低下してしまう。そこでガラスキャピラリーを用いたマイクロインジェクション法を試している。 それに並行して、遺伝子破壊を目的としたトラップベクターの構築や、組み込まれた遺伝子座の同定方法についての確立を目指して研究を進めている。破壊された遺伝子の同定は5'-RACE法を、組み込まれた場所の同定はプラスミドレスキュー法を予定しており、それぞれ条件検討を始めている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)