マウス亜種間コンソミック系統群を基盤とする体系的なゲノム機能解析
Project/Area Number |
15011255
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
城石 俊彦 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 教授 (90171058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田村 勝 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助手 (50370119)
小出 剛 国立遺伝学研究所, 系統生物研究センター, 助教授 (20221955)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥5,700,000 (Direct Cost: ¥5,700,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,700,000 (Direct Cost: ¥5,700,000)
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Keywords | 日本産野生マウス / コンソミック系統 / 凍結保存 / 表現型データ |
Research Abstract |
系統化が完了している10のコンソミック系統については、2細胞期の凍結受精卵による系統保存を行った。全ての凍結のための胚は体外受精によって得た。全般的には、コンソミック系統の体外受精率は、一方の親系統であり遺伝的背景になっているC57BL/6系統(70〜80%)と比較すると幾分低くなっている。また、MSM系統由来のY染色体を保持した雄個体からの精子を用いた体外受精率は、C57BL/6系統由来のY染色体で置き換えた個体を用いた場合にも顕著に低下することがわかった。 コンソミック系統の親系統であるC57BL/6系統とMSM系統の基礎データを収集した。血中電解質(Na、K、Cl)、グルコース(GUL)、尿素窒素(BUN)、尿酸(UA)、総コレステロール(TCHO)、中性脂肪(TG)、総ビリルビン(TBIL)、総カルシウム(Ca)、無機リン(IP)、総タンパク(TP)、アルブミン(ALB)、GOT、GPT、CPK、LDH、AMYLの全18項目についてデータを集積した。その結果、特にIPで有意な差が認められ、雌雄共にMSMで高値であった(雄個体:MSM,11.4±1.74mg/dL;B6,7.7±1.85mg/dL P<0.01、雌個体:MSM,11.4±1.44mg/dL;B6,6.9±1.07mg/dL P<0.01)。また、雄個体だけに限るとBUN(MSM,23.0±2.29mg/dL;B6,33.7±1.96mg/dL P<0.01)とCa(MSM,9.0±0.29mg/dL;B6,10.0±0.34mg/dL P<0.01)が、雌個体ではTCHO(MSM,90.7±10.96mg/dL;B6,68.9±5.82mg/dL P<0.01)で有意な差が認められた。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)