Project/Area Number |
15016124
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
村山 繁雄 (財)東京都高齢者研究・福祉振興財団, 東京都老人総合研究所・老化臨床神経科学研究グループ, 副参事研究員 (50183653)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
沢辺 元司 財団法人東京都高齢者研究, 福祉振興財団・東京都老人医療センター, 剖検病理科医長 (30196331)
齊藤 祐子 財団法人東京都高齢者研究, 福祉振興財団・東京都老人総合研究所・老化臨床神経科学研究グループ, 研究員 (60344066)
|
Project Period (FY) |
2003
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
|
Budget Amount *help |
¥6,900,000 (Direct Cost: ¥6,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥6,900,000 (Direct Cost: ¥6,900,000)
|
Keywords | 痴呆 / 老化 / 脳神経疾患 / 神経科学 / 病理 / アルツハイマー病 / パーキンソン病 / ゲノム |
Research Abstract |
【背景】欧米において、ブレインバンクが神経科学研究のインフラストラクチャーとして確立しているが、我々は死体解剖保存法に基づき、共同研究のかたちで、ブレインバンクと同様の機能を果たすシステムの構築を試みた。【方法】1.ブレインバンク:開頭剖検例全例に神経病理専門医が対応。原則として右半球を7mm厚でスライス、粉末ドライアイスで凍結、超低温槽に保存。反対側半脳は20%中性緩衝フォルマリンに固定後、代表部位をパラフィン包埋。抗Aβ(11-28)、抗リン酸化τ(AT8)、抗リン酸化αシヌクレイン(psyn#64)、抗ubiqutin (Sigma)抗体で、Ventana NX20自動免疫染色装置を用い評価。2.DNAリゾース:apoE genotypingで品質管理。老化性変化(神経原繊維変化、老人斑、レヴィー小体、アミロイド血管症、嗜銀顆粒、ユビキチン免疫反応性顆粒)、運動(BADL)・知的機能(CDR)を半定量化。3.脳組織リゾース:6500連続蓄積脳に関して、臨床情報、マクロ所見、神経病理学的診断をデータベース化。パラフィンブロックとガラス標本を索引可能なかたちに整備。【結果】1.ブレインバンク:現在までの蓄積320例。DNA microarray、Real time PCR法によるmessenger RNA発現、蛋白化学、プロテオーム、免疫組織化学で共同研究中。2.DNAリゾース:SNP解析と病理所見の関連を共同研究中。3.脳組織リゾース:同一疾患の多数例の検索を共同研究中。【結語】剖検同意書と、東京都老人医療センター・老人総合研究所、並びに共同研究先の倫理委員会の承認、共同研究者を老人総合研究所幹部会で協力研究員として委嘱、「篤志によるものは、公的ドメインに属し、公共の福祉に貢献する研究に提供する」哲学を共有することで、共同研究レベルで現在貢献中である。
|
Report
(1 results)
Research Products
(6 results)