Budget Amount *help |
¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,800,000 (Direct Cost: ¥3,800,000)
|
Research Abstract |
有線・無線混在型のネットワーク環境で分散協調アプリケーションを開発する際に,電池駆動のPDAや携帯端末などにCPU負荷の高いプログラムをロードして実行すると,電池の消耗により携帯端末の使用に支障が生じる可能性がある.また,携帯端末にロードできるプログラム容量の制限などから一時にたくさんのモジュールをロードできない場合もある.一方,各携帯端末にそれぞれホーム(ゲートウェイ)サーバを用意し,すべての処理をそれぞれのサーバマシンで実行し,入出力結果のみ携帯端末に送り,携帯端末上ではI/0のためのプログラムのみを走らせるという実装も考えられるが,携帯端末上でアニメーションを表示する場合などでは,フレームの更新時間間隔ごとにサーバから携帯端末に画像データを転送する必要が生じ,通信コストが増大する. 本研究では,Java言語で書かれた(複数オブジェクト群からなる)プログラムと,各オブジェクトのサイズや実行時のCPU負荷,オブジェクトの呼び出しに必要なデータ量や各オブジェクトの入出力処理に必要な通信量,携帯端末に同時にロード可能なプログラム容量とオブジェクトの呼び出し関係,サーバと携帯端末間の通信路の帯域,QoS情報,通信コスト,などをもとに,与えられたJavaプログラムと同じ動作をするサーバマシンと携帯端末のプログラム群を自動導出するプログラム変換法を考案するとともに,提案手法に基づくミドルウェアを試作した.変換に際しては、複数の携帯端末間で協調動作する分散協調アプリケーションプログラムからのプログラム変換法を考案した.
|