コンテンツ配信管理における複雑度と安全性のトレードオフ及び安全性保証に関する研究
Project/Area Number |
15017259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
藤原 融 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (70190098)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 真紀 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助手 (50335387)
石原 靖哲 大阪大学, 大学院・情報科学研究科, 助教授 (00263434)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,300,000 (Direct Cost: ¥5,300,000)
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Keywords | コンテンツ / コンテンツ配信管理 / 安全性 / 通信複雑度 / アクセス制御 / プロトコル |
Research Abstract |
複雑度と安全性の関係を考慮したコンテンツの配信管理法やそれに関連する問題に関して研究を行った. 分岐構造をもつコンテンツ配信や視聴動向調査を含む配信を対象として安全性の仮定と複雑度の関係を調べた.分岐構造をもつコンテンツの例として,マルチストーリードラマと呼ばれる動画コンテンツが挙げられる.マルチストーリードラマは,ストーリーの整合性(流れ)が保たれつつ,その途中で示される分岐選択肢(以下,選択肢)から何を選択するかによって,その後のストーリー展開が異なるように配信される.このようなコンテンツに対してストーリーの整合性が保たれ,かつ視聴者の選択履歴が秘匿されるような配信方式を開発した.コンテンツを配信する者(配信者)が配信及び利用料金の請求を直接行う場合とインターネットサービスプロバイダー等の仲介者を通して配信し課金も代行させる場合を検討した.代行させる場合,コンテンツ配信時に,仲介者が仲介者と配信者が結託しないという前提の下では,代行させるほうが少し複雑度が小さくなるが,結託を考えると,ほぼ同じ複雑度で実現できることを明らかにした. また,近年XMLで記述されたコンテンツが増加している.アクセス制御ポリシーが規定されたXML文書におけるビュー(すなわち,そのポリシーによって読み出しを許可されたすべての部分文書)を切り出すプログラム(ビュー定義)を自動生成するツールの開発研究も行った.XML文書に対するアクセス制御ポリシー記述言語としてOASISで標準化されたXACMLを採用した.ビュー定義の記述言語としてはXSLTを採用した.そして,評価実験を行い試作ツールの有効性を確認した. その他,プロトコルに対する安全性保証に関する研究として,コンテンツ配信管理に関与する様々な機関や人に対して,配信管理法の安全性をわかりやすく示す技術の開発を行った.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)