セマンティックウエッブコンピューティングのための概念体系の収集と統合
Project/Area Number |
15017286
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
武田 英明 国立情報学研究所, 実証研究センター, 教授 (80252831)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市瀬 龍太郎 国立情報学研究所, 知能システム研究系, 助手 (00332156)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,600,000 (Direct Cost: ¥4,600,000)
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Keywords | セマンテイックウエッブ / 知識流通 / 概念体系 / WWW |
Research Abstract |
本研究ではセマンティックウエッブコンピューティングのための概念体系の収集と統合する方法について研究するものである.セマンティックWebはこれまでの単なる情報の流通から意味を含有した情報の流通を可能としようとする試みである.意味を含有した情報とはまさに知識であり,その典型的な表現の一つは概念とその関係である.そこで,本研究ではこの概念体系に注目して,その流通を可能とする方法について研究するものである. 本研究ではこの概念体系の構築と流通に関して二つのアプローチを取っている.ひとつは"公共的"概念体系の収集と統合であり,もうひとつは"私的"概念体系の収集等と統合である.前者においては,少数の大規模な概念体系を対象としてそのシステマチックな統合アルゴリズムの構築と集中的管理方法が研究の焦点となる.後者におていは,多数の小規模の概念体系を統合するアルゴリズムと分散型管理方法が研究の焦点となる. 今年度は前年度までの研究成果に基づき,実際的な利用という観点からの拡張を基本方針として,上記の二つのアプローチにおいてそれぞれ以下のような研究を行った.まずは前者においては,前年度から行ってきたインスタンスに基づく概念体系の関係の発見(HICAL)と相補的な手段として内容に基づく階層的クラスタリングの研究を行った.この方法では中間ノードにもインスタンスを持たせることで従来方法に比べて精度が向上しかつ,HICAL法を適用する前に共有するインスタンスを増やすという形で用いることができることがわかった.後者の研究としては,人間間ネットワークを利用して個人の管理する情報の共有手段の実現するシステムを構築した.ここでは人間間ネットワークは情報流通の基盤であると同時に情報流通の結果として構築されるという2種類の役割を同時にはたす仕組みとして利用されるので,必要にあわせて適応的に情報流通基盤が構築される.
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)