γδT細胞、主として腸管上皮細胞間γδT細胞の発達分化機構と生理的機能の解明
Project/Area Number |
15019097
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
石川 博通 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20051667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜田 裕公 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (40338025)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥5,200,000)
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Keywords | 腸管免疫 / 上皮細胞間T細胞 / γδT細胞 / クリプトパッチ / 経口免疫寛容 |
Research Abstract |
γδ型T細胞抗原受容体(γδ-TCR)を保持するγδT細胞の生体内生理的機能は未だ明確にされていない、ヒトやマウスではγδT細胞が腸管粘膜の最前線である上皮細胞間に多数分布することが明らかにされており、上皮細胞間T細胞(IEL)と呼ばれている。マウスγδ-IELが腸管粘膜に存在する新たに見出されたクリプトパッチ(CP)で発達分化することを明らかにしたが、このγδ-IELがマウス実験的大腸炎(inflammatory bowel disease ; IBD)の一つであるdextran sulfate sodium (DSS)経口投与による大腸炎(colitis≒IBD)の発症や経過に関与するか否かをαβ-IELを欠損するβ^<-/->マウス、γδ-IELを欠損するδ^<-/->マウス及びαβ-IELとγδ-IELを同時に欠損するβδ^<-/->マウスに的をしぼって検索した。 βδ^<-/->マウスは無論のことβ^<-/->マウスやδ^<-/->マウスにおいてもDSS-IBDは野生型(wild-type ; WT)マウスより重度であり、致死率も有意に高いことが判明した。さらにβδ^<-/->マウスとδ^<-/->マウスのDSS-IBD局所には単球(monocyte)を主とするリンパ球集積がみられた。これに対しβ^<-/->マウスのDSS-IBD局所には顆粒球(granulocyte)を主とする細胞集積がみられた。この結果はDSS-IBD防御にαβ-IELとγδ-IELの機能的役割が異なることを提示する。γδ-IELが腸管粘膜における生体防御に関与することを明らかにした本研究成果は、γδT細胞の機能解明に向けて重要な知見と考えられる(The Journal of Immunology, 171:5507-5513, 2003)。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)