持続性に優れたワクチン開発のための記憶B細胞長期生存に関わる因子の同定
Project/Area Number |
15019124
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | National Institute of Infectious Diseases |
Principal Investigator |
竹森 利忠 国立感染症研究所, 免疫部, 部長 (60114295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤猪 英樹 国立感染症研究所, 免疫部, 研究員 (50356250)
高橋 宜聖 国立感染症研究所, 免疫部, 主任研究官 (60311403)
橋本 修一 国立感染症研究所, 免疫部, 研究員 (60342896)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,300,000 (Direct Cost: ¥4,300,000)
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Keywords | 新規ワクチン開発 / 記憶B細胞 / 長期生存因子 / 遺伝子スクリーニング / ケモカイン / サイトカイン |
Research Abstract |
抗原刺激後に産生される記憶B細胞は体内において長期にわたって維持される。この記憶B細胞の産生・維持には、細胞外の環境との相互作用が必要であるとの仮定の元に、記憶B細胞で特異的に発現する細胞表面蛋白のスクリーニングを行った。まず、記憶B細胞より作製したレトロウィルスcDNAライブラリーを用いて、シグナル・シークエンス・トラップ法を用いた膜分子のスクリーニングを行った。得られた約2000のクローンについてマイクロアレイを作製し、記憶B細胞よりRNA増幅法によって調整したcDNAプローブを用いて発現解析を行い、記憶B細胞で高発現する分子を選別した。またこれとは別に同じcDNAプローブを用いて、約8600遺伝子を含むcDNAマイクロアレイによる遺伝子発現解析を行った。これらの実験から得られたクローンについてRT-PCR法による発現の観察を行ったところ、記憶B細胞で著しく発現増強する8つの遺伝子を同定した。このうちD6ケモカインレセプターは、MIP-1aなどのCCケモカインに結合する7回膜貫通型分子として知られている分子であり、この分子が記憶B細胞とともに脾臓辺縁帯B細胞、腹腔B1細胞で特異的に発現していることを見出した。これらの細胞は同じくMIP-1aに結合するCCR1も発現していることを観察したが、しかし、いずれの細胞もMIP-1aに対する遊走性を示さなかった。MIP-1aなどのCCケモカインと反応が記憶B細胞、辺縁帯B細胞の他のケモカインBLC,SDF-1に対する遊走性に変化を与えるかどうかについて現在解析を行っている。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)