インストラクショナルデザインのための「先人の知」リポジトリの構築
Project/Area Number |
15020237
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
稲葉 晶子 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (10304049)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
溝口 理一郎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (20116106)
平田 謙次 (学)産業能率大学, 総合研究所HRM研究センター, 上級研究員
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥6,800,000 (Direct Cost: ¥6,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,600,000 (Direct Cost: ¥3,600,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,200,000 (Direct Cost: ¥3,200,000)
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Keywords | インストラクショナルデザイン / オーサリング / 授業設計 / デザインパターン / 学習理論 / リポジトリ / オントロジー |
Research Abstract |
本研究は、協調学習のインストラクショナルデザインを支援する環境の整備を目的とする。昨今、ITを活用したコミュニケーションツールやシミュレーション、実験ツールなどが数多く開発されている。しかし、教師が自分の授業設計意図に適したツールを選び、組み合わせて実際の授業に活用することは困難である。そこで、教師がITを活用した学習プロセスと学習環境(どのソフトウェアをどのタイミングで誰が使うか)を設計することを支援する。昨年度構築した「先人の知」リポジトリ(物理学における協調学習プロセスを構成する部品の典型的な組み合わせを抽出し、パターンとして蓄積したもの)を踏まえて、本年度は、リポジトリ活用機能の充実や、ユーザが新たに実践事例を蓄積するための機能の拡充をはかった。 H16-1実践事例をリポジトリに登録する機構の開発 熟練教師が行った授業実践、他者の授業実践、自己の授業実践なども、学習理論に基づく設計パターンと同様にリポジトリに登録できるような機構を開発した。これにより、実践事例の蓄積、再利用、比較、検討、分析、評価等が可能になった。プロトタイプの構築には現有機器を用い、その後外注し、平成14年度に開発した設計インタフェイスならびに平成15年度に開発した「先人の知」リポジトリとの連携をとった。 H16-2知識・スキルの育成モデルに基づく、推奨パターン提示機能の開発 教師が授業設計を行う際に、知識やスキルの育成モデルに基づいて、推奨モデルを提示する機能を設計した。例えば、教師が学習者に自己表現スキルの育成をさせたいと考えた場合に、そのために有効な学習環境(ツールの組み合わせ)や課題の候補を選択する仕組みは設計したが、具体的に推奨するための検索キューやタイミング等が未検討であり、開発には至らなかった。 H16-3設計インタフェイス、リポジトリ参照・カスタマイズ機構、リポジトリ登録機構の統合 これまでに開発したシステムを統合し、相互の連携をとった。ユーザビリティの向上とパッケージ化、バグフィックスのため、外注し、操作性の向上を図った。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)