ロボットの実在性とマンガの想像性を融合した創造性育成法の開発
Project/Area Number |
15020259
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Kochi University of Technology |
Principal Investigator |
王 碩玉 高知工科大学, 工学部, 教授 (90250951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 圭一 精華大学, 芸術学部, 教授 (90278507)
河田 耕一 高知工科大学, 工学部, 教授 (90299371)
井上 喜雄 高知工科大学, 工学部, 教授 (50299369)
土谷 武士 北海道工業大学, 工学部, 教授 (90001172)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,500,000 (Direct Cost: ¥3,500,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 創造性 / 創造力 / ロボット / マンガ / 想像 / UFO / 新世紀型 / 問題設定 / 問題解決 / 現実性 / 想像性 |
Research Abstract |
創造力は、右脳の中で経験のない事物や現象を思い描きながら目的を設定する力と、目的を達成するために、左脳の中で論理的な思考により具体的な問題を解決する力からなっていると理解しており、創造性育成においては、左脳の論理的な思考能力と右脳の想像力を同時に育てることが必要である。想像力は豊かな感性から生れる。真の感性は物との触れ合いでしか得られない。よって、創造性育成は、想像と実在の間で右脳と左脳を融合する形で行うべきであると考えている。この流れを「創造性育成のスパイラルサイクル」と呼ぶ。本研究では、創造性育成のスパイラルサイクルにしたがって、ロボットの実在性とマンガの想像性を利用して、小学生を対象とする創造性教育法を開発することを目的としている。計画調書においては、次の3点を計画した。(1)UFOをイメージするUFO型ロボットの機械構造を設計する。ただし、マニピュレータ、画像、音響、無線通信、組み立て式など機能を備える。(2)設計した機械構造に基づいてUFO型ロボットを製作し、走行制御実験を行う。(3)小学校で創造性育成モデルに従って、小学生にUFOロボットに乗って擬似的宇宙旅行実験を行い、一般性のある実験データを抽出して、それに基づいて創造性教育法を開発する。 二年間の本プロジェクト研究では,ほぼ当初の計画のとおり完成できており,次の成果が得られている.(1)感性と想像性と創造性と実在性との関係を整理することにより、創造性育成のスパイラルサイクルモデルを提示できた.(2)ロボットを予定のとおり製作し,小学低学年の生徒を対象とした実験により本モデルによる想像性向上の可能性について確認できた.(3)脳は言葉を創造し,言葉は脳の製品であるという立場に立って創造力の一測定法を考案し,初歩的テスト結果を示すことができた。今後,創造性育成モデルを実現する多様な手法を開発するとともに,創造力の測定法も考えて行きたい.
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)