Project/Area Number |
15021103
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Humanities and Social Sciences
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
夫馬 進 京都大学, 文学研究科, 教授 (10093303)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伍 躍 大阪経済法科大学, 教養部, 教授 (60351681)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | 中国史 / 東洋史 / 東アジア / 官箴書 / 公牘 / 官僚制度 / 書誌学 |
Research Abstract |
本年度は下記のような研究を行った。 1)国内においては、京都大学付属図書館および京都大学文学部図書館が所蔵する官箴書・公牘について、昨年度の作業をもとに、さらに書庫に入って調査を進み、簡目を作成した。 2)2004年6月に、沖縄県那覇市で開かれた「特定領域研究・東アジア出版文化の研究」の第6回研究集会に参加し、昨年度ベトナム出張で得た資料をもとに、「ベトナム王朝時代所蔵漢籍についての初歩的な知見-政書を中心に-」を題に研究発表を行い、研究集会参加者との意見交換と、研究報告書の作成に向けての打ち合わせを行なった。 3)2004年8月17日〜20日に、南京図書館(中華人民共和国・南京市)に赴き、官箴書・公牘関係の資料調査をした。1949年以後、500万冊以上の蔵書を有する該図書館は、漢籍の目録を出版していない。該図書館において、分類目録を利用し所蔵状況を調査した。 4)2004年度に官箴書・公牘に関心を持つものが7人集まって合計4回研究会を開き、明清時代の地方官の実態および官僚制度について討論を行った。討論のためのテキストとしては、清代の官箴書『福恵全書』桂超万『宦遊紀略』を用い、さらに現代中国の地方官の実態を描いた『中国農民調査』をあわせて読み、前近代の地方官と現代の地方官との差異と共通性について理解を深めた。この時に得られた知見をもとに、本課題「中国明清時代における官箴書・公牘の書目作成」報告書のための「序」を作成した。 5)昨年度の調査作業で得られた資料をもとに、研究報告書として「上海図書館官箴書・公牘簡目(計536点)」と「北京大学図書館所蔵官箴書・公牘簡目(計480点)」を作成した。紙面の制限もあり、1912年以後の中華民国期に入って出版されるものや現代の活字本・標点本・影印本、および中国国外で出版されるものは、原則として収録しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)