新規がん抑制遺伝子RB1CC1の細胞生物学的機構の解明
Project/Area Number |
15023226
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
茶野 徳宏 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (40346028)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
Fiscal Year 2003: ¥6,200,000 (Direct Cost: ¥6,200,000)
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Keywords | RB1CC1 / pull down / Ms / hSNF5 / INI1 / TGF-β / RB1 |
Research Abstract |
新規のがん抑制遺伝子であるRB1CC1の細胞生物学的機構を明らかにすることによって、新しい細胞増殖抑制の経路、また、本経路破綻から生じる発がんの機構を理解することを目的として研究を行った。 これまでに、抗RB1CC1抗体を用いたpull down assay→Ms/Ms分析というプロテオミクス的アプローチにより、RB1CC1介在分子としてhSNF5/INI1を同定した。我々の予備実験では、RB1CC1とhSNF5/INI1の両分子を共に強発現させることによって、細胞増殖が相乗的に抑制される癌細胞株の存在するごとが分かり、本細胞株を使った詳細な解析により、両分子の共役による癌細胞増殖の機構を解明できるものと考えている。 また、RB1CC1がTGF-β経路に関わっていることも示唆されてきた。RB1CC1という新分子を介して、TGF-β経路がRB1CC1-RB1経路とクロストークしながら細胞増殖を抑制しているという、全くの新知見も生み出しつつあり、本研究は非常に興味深い内容となってきている。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)