花序のメリステムをエピジェネティックに抑制するTFL2遺伝子の解析
Project/Area Number |
15031230
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Research Institute for Biological Science Okayama |
Principal Investigator |
後藤 弘爾 岡山県生物科学総合研究所, 研究員(室長) (00251489)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
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Keywords | エピジェネティック / HP1 / FT / 花成 / CO / 転写抑制 / ヘテロクロマチン / エピジェネティクス |
Research Abstract |
TFL2遺伝子のクローニングにより、TFL2はアラビドプシスゲノム上では唯一のHeterochromatin Protein1 (HP1)のホモログであることが分かった。 TFL2が植物細胞内でHP1として機能しているとすれば、tfl2突然変異体が多面的な表現型を示すこととも整合性がある。それを確かめるため、野生型とtfl2突然変異体との間でヘテロクロマチン領域とユークロマチン領域の遺伝子発現に差があるか否かを調べた。ヘテロクロマチン領域にある遺伝子や、トランスポゾンの発現をみたが、tfl2突然変異体で発現の上昇するものはみられなかった。さらにマイクロアレイによるグローバルな解析を行ったが、染色体のレベルでtfl2突然変異の影響を受けて発現が上昇する領域はみられなかった。 また、植物細胞内におけるTFL2タンパク質の局在を調べたところ、TFL2は核内にドット状に局在するが、ヘテロクロマチン領域とは共局在しないことが明らかになった。すなわち網羅的な遺伝子発現解析と細胞生物学的な観察の両点から、TFL2は植物のヘテロクロマチン形成には関与していないということが結論づけられた。 HP1がヘテロクロマチン上で機能する場合、多くのタンパク質と複合体を形成することが知られている。そこでTFL2と複合体を形成する植物タンパク質を見つけるために、酵母2-ハイブリッド法によるスクリーニングを行った。相互作用するいくつかのタンパク質が見つかったが、その中にHP1と複合体を作る既知のタンパク質のホモログは存在しなかった。核タンパク質であることなど、いくつかの条件を満たす5種類のタンパク質に着目し、さらに検討を行った。しかし、それらをコードする遺伝子のノックアウトラインの表現型は、いずれもtfl2突然変異体との関連がみられなかった。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)
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[Publications] Tatsuru Masuda, Naoki Fusada, Naoki Oosawa, Kenfichi Takamatsu, Yoshiharu Y.Yamamoto, Masaaki Ohio, Kenzo Nakamura, Koji Goto, Daisuke Shibata, Yumiko Shirano, Hiroaki Hayashi, Tomohiko Kato, Satoshi Tabata, Hiroshi Shimada, Hiroyuki Ohta, Ken-ichiro Takamiya.: "Functional Analysis of Isoforms of NADPH : Protochlorophyllide Oxidoreductase (POR), PORB and PORC, in Arabidopsis thaliana."Plant & Cell Physiology.. 44. 963-974 (2003)