血島を構成する未分化中胚葉細胞からの血管内皮・血球細胞の発生機構
Project/Area Number |
15039205
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
依馬 正次 筑波大学, 基礎医学系, 講師 (60359578)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 智 筑波大学, 基礎医学系, 教授 (50271896)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 発生・分化 / 発現制御 / 再生医学 / 遺伝子 / 循環器 |
Research Abstract |
1)血島を構成する中胚葉細胞群の細胞系譜の解明 マウス胚の血島を構成する中胚葉細胞群は血球と血管内皮細胞に分化すると示唆されているものの未だ明確な証明はなされていない。血島を構成する細胞群の分化能を、遺伝子改変マウス由来のマウス胎児を用いた移植実験系により解析する。現在までめ所、GATA-1プロモーター下にGFPを発現し、全身の細胞でlacZを発現するマウスを樹立してきており、今後移植実験により、血島を構成する細胞の分化能を検討していく。 2)血球分化、血管内皮分化におけるFlk1およびGATA-1遺伝子の機能解析 血球前駆細胞におけるFlk1遺伝子の発現消失が血球への分化に必要であるかどうか検討するために、GATA-1プロモーター(血島および血球細胞で発現)下にFlk1を発現させるトランスジェニックマウスを2ライン作製した。マウス8日胚の血球前駆細胞を血球コロニーアッセイ法により定量し、その効果を検討したが、その数に変化は認められなかった。一方、血管内皮前駆細胞におけるGATA-1遺伝子の発現消失が血管内皮細胞への分化に必要であるか検討するため、全身においてGATA-1を発現させるマウスを作製した。今後、血管内皮の分化が正常に起こっているか、異所的な造血が認められるかどうか検討していく。 3)血島において特異的に発現する新規遺伝子の単離 血島において特異的に発現する新規の遺伝子を単離するため、マイクロアレイ法などにより、新規の遺伝子群を単離していく。現在、マイクロアレイの結果を解析中である。
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Report
(1 results)
Research Products
(4 results)