Project/Area Number |
15073210
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
小形 正男 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 教授 (60185501)
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Project Period (FY) |
2003 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥16,000,000 (Direct Cost: ¥16,000,000)
Fiscal Year 2007: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
Fiscal Year 2006: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥4,800,000 (Direct Cost: ¥4,800,000)
Fiscal Year 2004: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
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Keywords | 電荷移動錯体 / 有機超伝導 / 有機導体 / 擬1次元系 / SDW相 / スピンゆらぎ / 超伝導機構 / 電荷秩序 / フラストレーションによる量子融解 / 電荷ゆらぎ / f波超伝導 / 有機伝導体 / 分子性導体 / 異方的超伝導 / 拡張ハバードモデル / フラストレーション / トリプレット超伝導 |
Research Abstract |
本研究は、分子性導体中の電荷秩序状態近傍での電荷の自由度に着目して、それの引き起こす特異なダイナミクス、および超伝導に関する理論的研究を行うことを予定した。電荷秩序状態は、最近実験的に数多く見出されるようになってきたものであり、それに関する問題はまだ詳しく研究されていない。さらに、分子性導体では電子相関の効果も強いと考えられ、このような状況での電荷自由度に関し多くの課題が残されている。長距離の斥力的相互作用を仮定した拡張型ハバードモデルというモデルに対しては、平均場近似による研究や数値計算によって、電荷秩序が形成されることが分かっている。我々は基本的にはこのモデルを用いて、伝導を担うキャリアが導入された場合や、フラストレーションが生じている場合などを調べた。また電荷秩序状態がゆらぎとなった場合、そのゆらぎを通して超伝導転移が可能かどうかについても研究を行った。スピンゆらぎと次元性についても、擬1次元系の数値くりこみ群の手法を用いて明らかにした。また、モット絶縁体状態でのスピン液体の可能性について、1次元化という観点から調べた。
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Report
(6 results)
Research Products
(23 results)