東アジア・東南アジア産哺乳全種の現況と多様性保全方法・必要な調査の検討
Project/Area Number |
15631010
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Resource conservation science
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
大泰司 紀之 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (50001532)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 隆 北海道大学, 北方圏フィールド科学センター, 助教授 (00183814)
増田 隆一 北海道大学, 先端科学技術共同研究センター, 助教授 (80192748)
鈴木 正嗣 北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 助教授 (90216440)
金子 正美 酪農学園大学, 環境システム学部, 助教授 (00347767)
大舘 智志 北海道大学, 低温科学研究所, 助手 (60292041)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2003: ¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
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Keywords | 哺乳類 / 東アジア / 多様性保全 / 国際哺乳類額会議 / 環境変化 |
Research Abstract |
本年度はSARSの伝染のために中国・東南アジアへの入国が7月まで制限された。7月になってこれらの地域に入域解禁となってから出張計画を立案せねばならなくなったため、目的とする各国に行って資料を集め、専門家と打ち合わせることが困難となった。このため現地での打合せを実施したのは、これまで十分な連絡を取ることのできなかったモンゴル及び、広大な面積を占める中国のみとなった。 それを補うために、ロシア共和国については哺乳類学会に参加のため来日した専門家や日本滞在中のロシア人研究者と打合せた。また中国ではこれまで調査の乏しいタリム盆地と海南島について、他の目的で調査を行った折に哺乳類相についても調べた。 現地で十分な打合せが行えなかったために、東アジア地域の哺乳類相に関する文献を集め、全哺乳類についてリストにするとともに、最終目標としている種毎の分布域や保全の目標などについてメモを作成した。 このリストとメモに基づいて、主としてe-メイルにより各国の各分類群の専門家と打ち合わせ、それぞれにレポート作成を依頼し、2005年のIMC-9においてとりまとめを行う。 環境変化については、中国の専門機関を訪ね、衛生画像の解析方法について検討を行った。その結果、とりわけ砂漠化などによる近年の植生の変化が著しいことが明らかとなり、対象とする全域について植生の変遷を明らかにすることが可能となった。 以上により、対照地域の環境変化とあわせて、哺乳類の分布域の変化と保全対策を提示する予定である。
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Report
(1 results)
Research Products
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