Project/Area Number |
15636015
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 企画調査 |
Research Field |
Metal making engineering
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
植田 滋 岩手大学, 工学部, 助手 (80359497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山口 勉功 岩手大学, 工学部, 助教授 (70220259)
不破 章雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (60139508)
福島 久哲 九州大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50038113)
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Project Period (FY) |
2003
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2003)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
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Keywords | 鉛 / 亜鉛 / リサイクル / 廃棄物 |
Research Abstract |
鉛は環境汚染元素としてその使用が極力制限される情勢にある。また亜鉛は、人間が採掘できる地下資源として最も早く枯渇することが懸念される元素である。資源の賦存状態から、鉛と亜鉛は相互に伴って産出することが多く、また工業的な生産も双方が密接に関連して行われる。 現在鉛の大部分は自動車用バッテリーとして用いられ、劣化したバッテリーの処理は、その業界の責任の基に一応のリサイクルシステムが成立している。しかし近年の鉛地金の低落を背景にリサイクルを行うための経済メリットが生じないような状況では、末端の集荷段階で廃バッテリーの行き場が失われ、それによる環境汚染の懸念が生じている。亜鉛は生物体に害悪を与える金属とされるが、鉄の防食のための鍍金として大部分用いられることから、リサイクルし難い元素である。鉄を電気炉で溶解する際発生するダストを捕集し、これを再処理することにより亜鉛の生産量の10%程度はリサイクルされている。一方、亜鉛と鉛は揮発しやすい元素であるため、一般廃棄物及び産業廃棄物の焼却炉及びそれに関連した炉で発生する焼却飛灰に濃縮し、この飛灰を処理するシステムは出来あがっていない。また処理の困難な焼却飛灰の発生量の把握も十分に成されていない。 そのため、使用済みの鉛、亜鉛が国内でどのように移動し、処理されているかを把握し、最適なリサイクルシステムを確立するための研究講演会を行い、平成17年に京都で開催される国際会議「LEAD & ZINC in KYOTO'05」で大学関係者に集中的に調査研究し、発表してもらうテーマを設定し実施のための体制を整えた。
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