コンピュータ・アニメーション自動生成のための「動作」データベースの開発
Project/Area Number |
15650017
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
牧之内 顕文 九州大学, 大学院・システム情報科学研究院, 教授 (30221576)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
尾下 真樹 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (20363400)
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Project Period (FY) |
2003 – 2004
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
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Budget Amount *help |
¥3,300,000 (Direct Cost: ¥3,300,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
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Keywords | コンピュータアニメーション / 動作データ / オブジェクト指向データベース / 自然言語解析 / 複合動作 / 自然言語処理 |
Research Abstract |
本研究は、人間の「動作データ」をオブジェクト指向データベースで管理することによって、コンピュータアニメーションを容易に制作できるようなシステムの開発を目標としている。本研究では、各キャラクタを1つのオブジェクトト、各動作を1つのメソッドとみなし、キャラクタに継承の仕組みを導入することによって、多数のキャラクタとその動作データを効率的に管理する手法を提案する。また、ユーザが脚本のト書き風の文章を入力すると、自然言語解析を行って、自動的に適切な動作データを検索してアニメーションを生成するシステムを開発する。動作データを検索するため、動作データには、あらかじめ動作主格・対象格・道具格・源泉格といった格フレームの情報を与えておく。 昨年度までに、上記のようなデータ管理・検索手法、自然言語解析手法について研究を行い、プロトタイプシステムを開発した。 本年度は、昨年度までに開発したシステムの拡張として、「-しながら〜する。」や「-して〜する。」といった複数の動作を並列・連続に行うような文章が入力されたときに、入力文章に応じたアニメーションを実現するための手法を開発した。本手法では、自然言語入力文中の動作間の時間関係を表す要素に注目した意味解析を行い、各動作をどのような組み合わせ・順序で実行するという情報を持つ動作時間テーブルを生成する。その動作時間テーブルにもとづき、前後の動作の類似姿勢の足の状態に注目した動作ブレンディングを行うことで、自然なアニメーションを生成する。 これまで、限られた数の動作データや入力文章を使いて簡単な実験を行い、主に開発したアルゴリズムが正しく動作することを検証した。今後の課題として、実際に多数の動作データや入力文章を用いた実験・評価、及び、システムの改良が挙げられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)