対人援助・支援技術の映像教材に固有な構造記述カテゴリーの抽出と評価に関する研究
Project/Area Number |
15650162
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Science education
|
Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
山本 利江 千葉大学, 看護学部, 助教授 (70160926)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和住 淑子 千葉大学, 看護学部, 講師 (80282458)
青木 好美 千葉大学, 看護学部, 助手 (90258905)
河部 房子 千葉大学, 看護学部, 助手 (00251843)
大井 紅菜 千葉大学, 看護学部, 助手 (70375616)
高橋 幸子 千葉大学, 看護学部, 助手 (60344975)
|
Project Period (FY) |
2003 – 2004
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2004)
|
Budget Amount *help |
¥3,000,000 (Direct Cost: ¥3,000,000)
Fiscal Year 2004: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2003: ¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
|
Keywords | 対人援助・支援技術 / ビデオ映像教材 / 構造記述カテゴリー / 質的分析 / 分析フォーム |
Research Abstract |
1.昨年度、考案した記述フォーム、すなわち画像を<登場する人物><状況><状況や技術を解説するスーパーや挿入図>、音響を<登場人物の会話やその状況で自然に発生した現場音><状況や技術を解説するアフレコ>に関する項目に、昨年度にデジタルビデオ教材化した教材情報を記述した基礎資料を作成した。 2.昨年度から続けている「床上移動」をテーマとする市販教材6本はすべての分析を終了し、日本看護科学学会にて、研究交流集会「看護技術の映像教材に固有な構造記述カテゴリーの解明-既存の看護技術教材の分析から-」を開催し、60名の参加者を得て意見交換を行った。概要は以下のとおりである。 1)実践現場の看護職者から、映像教材に示された技術と現実が乖離しているという指摘を受け、映像教材を技術教育にいかに活用するかという教育方法へと話題は広がったが、映像教材への批判や意見はなく、教材そのものへの関心が薄いということはあきらかであった。このことから、看護学の最高水準の研究者が集う学会といえども、映像教材を吟味するという発想は乏しいことがわかり、本研究の意義を確認した。 2)分析フォームレベルのカテゴリーでは、教材ビデオの批判的吟味をすることができないことがわかった。 3)これら教材の相異をあきらかにするためには、教育方法との連関、さらには教育目的や内容との連関までをつめて抽出された構造分析カテゴリーが必要であるとわかった。そこで研究計画では映像教材の質的分析で終了する予定であったが、映像教材活用と、教育目的・教育内容・教育方法の連関の実態を記述し、質的に分析したうえで改めて構造分析を行う必要があることがわかった。
|
Report
(2 results)
Research Products
(1 results)